メタルノーツ

HR/HMについて思ったこと、回想、ニュース等、CDレビューではない素朴な感想をつづるブログ。

Lemmy Kilmisterがマイクを高くして唄う理由。

みんな大好き、"極悪オヤジ"のレミーキルミスター。トレードマークといえば、あのマイクスタンドの高さ。かっこよすぎる。けれど、偶然みかけたこんな記事で、

またマイクを顔より高い位置にセットし、やや上を向いて歌うのも特徴である。(理由は、"下を向くと吐いてしまうから”らしい)


とかいう何ともごま臭い記述を発見した。



極悪!でも良い人!"モーターヘッド"レミー・キルミスターという男。 - NAVER まとめ


正直、メタル愛が感じられなかったので、調べてみた。

Lemmy positions his microphone in an uncommonly high position, angled so that he appears to be looking up at the sky rather than at the audience. He said that it was for "personal comfort, that's all. It's also one way of avoiding seeing the audience. In the days when we only had ten people and a dog, it was a way of avoiding seeing that we only had ten people and a dog".[41]
出典:wikipedia

レミーのマイクは、めったに見ないくらい高いポジションで、まるでオーディエンスというよりは空をみているように見える。レミーは、"個人的にこっちのほうが快適なだけだよ。また、オーディエンスを見なくてすむ一つの方法だね。昔、10人の観客と犬一匹しかいないときがあって、その10人の観客と犬一匹をみなくするたった一つの方法だったんだよ!"
出典:McIver, Joel (January 2000). "Mil-Lemmy-Um". Record Collector (245): 46.

とのことだ。そもそも下を向いただけで吐いてしまったら、そもそもレミーは酒は飲めない。普通の生活でもずっと上を向くことを強いられる。そんなはずはない。

と思って、調べたら、なんたるレミーらしいというか、ロックというか、ピュアというか、期待以上の理由があったのだ。

まとめ

小さな動作、振る舞い、たたずまい、アーティストには様々な"らしい"それらが存在するが、長年貫いているものには、ちゃんとした理由があるということ。特にレミーのようなレベルになると、それの奥深さもまた大きな魅力の一つだ。