メタルノーツ

HR/HMについて思ったこと、回想、ニュース等、CDレビューではない素朴な感想をつづるブログ。

LOUD PARKの前身のメタルフェス、Beast Feast 2002を振り返ってみた。

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毎年行われている、日本を代表するメタルフェス、LOUDPARK。ラインナップもオズフェストやWackenにも負けないぐらいに充実し、今や世界のメジャーなメタルフェスといっても誰も疑う余地はないであろう。

実はさかのぼること2000年初頭、Beast Feastという、LOUD PARKの前身と言われるメタルフェスが、2001年と2002年に開かれていた。2001年も参加したのだが、そのときのTシャツがタンスの奥に息をひそめてしまったので、2002年を振り返る事とする。

行われたのは2002年の12/14、15。場所は幕張メッセ。ちなみに2001年は横浜アリーナでしかも夏だった。冬のメタルフェスは、洋服に困る。体調が悪かったので、ほとんどはスタンで観ていた。


ラインナップは以下。

1日目
SOULFLY
MOTORHEAD
ARCH ENEMY
・CONVERGE
SHADOWS FALL
・TODAY IS THE DAY
・BURNT BY THE SUN
・BAT CAVE
・PULLING TEETH
・UNDOWN
・YELLOW MACHINGUN

2日目
・SLAYER
・DOWN
・MURDERDOLLS
IN FLAMES
・HATEBREED
・NILE
・KILL SWITCH ENGAGE
COCOBAT
・SUNS OWL
・UNITED
・JIGOKUGURUMA

人気があったのは、両日のダブルヘッドライナーの4バンド。あと、MURDERDOLLSあたりか。DOWNは、前年にもきた、PANTERAのフィル・アンセルモのバンド。MURDERDOLLSはスリップノットのドラマー、Joeyが所属するバンド。やはり、PANTERAとスリップノットが当時、絶大な人気を誇っていた(もちろん今も)ので、当然のことだろう。


おもしろいのは、2000年代初頭は、ハードコア、スラッシュ、デスメタルのバンドの全盛だったんだなぁということ。LOUD PARKからは、IN FLAMESChildren of Bodomが同時出演するようなメロデス色の強いバンドが多くなった気がしている。いわゆるタテノリのバンドが、この頃は多かった。


PANTERAのダイムバック・ダレルが、YOUND GUITARでザック・ワイルドと対談していたとき、"最近のバンドのギタリストはギターもろくにひけていない。そんなやつは短パンはいてスケボーにのるか、ちゃりんこでもこいでろ!"と発言していたのを記憶している。個人的には、ギターソロはいらないぜ!とか言っているタテノリ中心のバンドを非難していたのかなと思っていた。


ダイムバック・ダレルは、僕が尊敬するギタリストの一人で、さらに当時は同じ事を少し思っていたので、このインタビューをみて、よくいってくれた!と思った。一般的にハードコアと呼ばれるバンドは、キライだった。


当然、正解なんてない。ただ、12年ほど前に聞いていたバンド達の存在、われわれが置かれていた情勢は常に真実であり、現在、そんな過去に思いを巡らせてくれている当時のそれらには本当に感謝している。今から12年後、メタルシーンがどうなっているかは分からないが、その頃、あの頃はあんなんだったなぁって思いを巡らせるのが楽しみでならない。

まとめ

メタルは僕の足跡。